思川西部土地改良区

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沿革と概要

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沿革と概要

1.地域のあらまし

本地域は、栃木県南部に位置し、小山市、栃木市及び野木町の一部を受益地とし、2市1町に跨る2214haを要する極めて平坦な農村地帯である。
用水は、巴波川から川島堰、亀の子堰から取水している。中流から西清水川と東清水川が幹線用排水路兼用となって取水しており、残水が与良川支流のうさぎ堰へと続き、与良川の中下流域には生良堰、上生井堰より取水して自然用水の反復利用をしている。また、揚水機は管内全域に補給水を含め270基を備えている。
本地域の排水は、栃木県の最下流にあたり、新荒川末流で思川に流れる新荒川排水機場と、与良川末流で渡良瀬遊水池へ流れる与良川排水機場を抱えているのが特徴である。
本地域は、名前の由来とおり思川西部地区の低湿地地帯であり、旧来より稲作を中心とした農業経営をしている。土地改良事業後は米麦中心の第2種兼業農家が多く、専業農家では、生産高日本一になったイチゴ栽培やハト麦、大豆、トマト、シイタケ、肥育和牛、野菜類ではニラ、レタス、白菜、キュウリ等が盛んである。

 

市町村名農用地
小山市 1800 101 1901
栃木市 212 7 219
野木町 96 3 99
2108 111 2219

 

2.思川西部土地改良区のあらまし

思川西部土地改良区は、思川西南部地域の、美田南部土地改良区、清水川土地改良区及び小野藤土地改良区が平成21年4月に合併した土地改良区であります。圃場整備の推進はもとより、用排水路の装甲及び道路舗装も施工済みで、現在は諸事業で造成された土地改良施設や農業用水の維持管理を行っている状況である。
会計については、旧土地改良区を継承した、地区委員会にて特別賦課金を徴収して、維持管理業務を行っている。経常賦課金については、合併以来、統合し同一賦課としている。
近年は、都市化に伴う流出量の増加により湛水被害の発生や施設の老朽化に伴う排水能力の低下により、維持管理に多大な労力と費用を要していることから、国営土地改良事業「栃木南部地区」の全体実施設計を行っている状況である。

組合員と受益面積

土地改良区受益面積(ha)組合員数(人)
美田南部 538.7 406
清水川 306.3 207
小野藤 1358.0 1354
2219.0 1967

 

(単位:人)総代役員職員
理事監事
思川西部 50 22 3 6